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ウガンダ大満喫!!

前回書けなかったウガンダのことを書きまっす。

ウガンダはケニアに比べ非常におっとりとしたイイ国でした。
人も素朴だし、ハッキリとした緑色の木々とこげ茶色の大地が気持ちいい。
なんか「やっとアフリカに来たー」って感じです。

そして何より子供たちの元気がスゲー。
外国人を見かけると「ウギャーー!!!」と叫びながら手を振ってきます。
なんていうか、涙が出そうなくらいヤツラは無邪気でした。
ウガンダの子どもたち


ウガンダ滞在はたったの4日だったわけですが、
協力隊の活動を見せてもらったりビクトリア湖を見たりと
まさに大満足の日々を過ごしました。

特に、時間もお金もないのに強行した
ナイル川でのラフティングは最高でした。
ナイル川最上流のビクトリア湖から6時間かけて激流を30キロ以上も一気に下る。
かなり怖かったですが、いい思い出になりました。
ナイル川の激流

↑こんなんをゴムボートで下りました




さて、この旅行もいよいよ終盤戦。
これから最終目的地の南部スーダンに入ります。

スーダンは北部と南部で長いこと内戦をやってて、
2011年の選挙では国が真っ二つに分裂すると言われております。
なんで、当然のように北部と南部ではビザの種類が違うんです。
前回は北部政府のビザを取り(150ドル)、今回は南部政府です(70ドル)。
どんだけ金取ったら気が済むんだよ、全く…

ちなみに南部は基本的に旅行者の渡航は認めてないんですが、
今回ボクはNGOのビジターということで運良く入れるのです。
現地では現地のNGOと日本のNGOの活動を見学させてもらう予定でっす。
訪問するカポエタって街は難民がワーッと押し寄せてて、
なんでも何の物資もないような状態らしいです。

ま、なかなかできないことなんで、
精一杯勉強してきまーす!!


↓なぜかベイスターズなウガンダ人
ベイスターズなウガンダ人

犯罪多発都市 ナイロビ

ケニアで数日を過ごし、今はウガンダの首都カンパラを満喫中。
ちなみにこの旅行5カ国目、生涯18カ国目です。うーん、だいぶ回ったもんだ。。。

さて、いまいるカンパラではなく
ケニアの首都ナイロビのお話を。

ここは世界有数の犯罪多発都市。なんとなく街全体が殺気立っております。
どのくらい危ないかって、ほぼ全ての商店・家屋には鉄格子が何重にもかかってて、
さらに門番も24時間体制で警備にあたってます。
ナイロビの警備

↑こんな感じ

ガイドブックでは基本的にタクシー移動が奨励され、
夜間の歩行は自殺行為とすら書かれてます。
さらに場所によっては白昼堂々と集団強盗が現れたりもするらしい。
街行く人々も強盗を警戒してか足取りが速いんです、ホントに。

当然、ナイロビで活動する協力隊員たちも日没後はタクシー移動。
ボクが活動してたシリアとは随分違います。安全な国でよかったー

ちなみに先日、夕暮れ時に道を歩いてた時のこと。
急に人通りがなくなり、身の危険を感じて友人宅まで猛ダッシュで帰ろうとしたところ、

「おいお前、なに走っとるんじゃ。怪しい。止まれ」

ということで警察に捕まりました
何じゃそりゃ!!この国は走っちゃダメなのかよ…。
まぁ10分くらい荷物チェックされて解放されたけど、なんか腑に落ちない。




さて、なんでこんなにナイロビは危険なのか?

その原因は都市部への人口集中による深刻な失業問題にあるらしい。
つまり、都会に出てきても職にありつけない人たちが犯罪に走ってるのだ。

ナイロビ都市部

ナイロビはアフリカでトップレベルの経済の中心地。
それだけに中心地はこんな感じで、ビルがガンガン建ってます。

ナイロビのスラム地区

で、これがスラム地区の様子。
ちょっと入るとストリートチルドレンたちが殺到してきます。
危険なので旅行者は深入りできないエリア…


こんな感じで貧富の差をガツンと目の当たりにしちゃうのが、この街ナイロビです。
にしても東アフリカの玄関口と言われる街がこの有り様なのは残念。
近い将来状況が変わってくれるといいんだけど…


とはいえこの国はやっぱりアフリカきっての観光地。動物王国です。
とりあえずボクも100万羽のフラミンゴを見て参りました。
遠くから見ると何が何だか分からんほどウジャウジャいました。
ナクル湖のフラミンゴ


あと、湖のそばで暮らす協力隊員宅には
こんなお客さんが10メートル先まで姿を現します。怖すぎ!
ナクル湖のバッファロー



次回はウガンダについて書きます!

エチオピアでの日々

みなさん、お久しぶりです。
久々にインターネットという文明の利器に対峙しております。

中1日の休憩を挟んで丸5日間計60時間の移動を経て、
スーダンからエチオピアの首都アディスアベバまで辿り着きました。
走行距離は不明です。とにかく長かった。

バスはボロボロだし、道は最低だし、宿も汚いし、ほんと予想以上に疲労しました。
しかも夜は危険だからバスが動かないってわけで毎朝5時には出発・・・、
奇跡的に一度も寝坊しなかった自分を誉めてあげたいっす。

で、現在は友人のJICA職員宅でマッタリさせていただきながら
NGO関係者の話を聞いたり、プロジェクト現場を見に行ったりしてます。
色々と情報を聞くことができて、かなり収穫が多かったです。
他にもエチオピア人に混じってサッカーの試合したり…、まぁ充実しております。

エチオピアでサッカー


ちなみに、最近の自分は最低に汚くなってきております。
何人かの人に「何年くらい旅してるんですか?」と言われました。
自分でも、こないだ久々に鏡見た時に「何じゃこの不潔な男は!? 」と思い、
それが自分であることを認識するのに一瞬間が空きました。本当です。

うーん、何とかせねば・・・



さて、エチオピアとスーダンという国境を接する2つの国なわけですが、
全てが驚くほど違います。国境を越えた瞬間から完全なる別世界でした。

では、いくつか主な違いの紹介を。

①気候

スーダンは軒並み40度~50度の灼熱の気候だったわけですが、
(夏も気温は50度とのこと。なぜなら気温計の目盛は50度までしかないから
エチオピアは山岳地域のため気温が低く、場所によっては10度くらいになることも。

ちなみに今いるアディスアベバは標高3000メートルらしく、
人によっては到着直後は高山病で苦しむ人もいるらしい。
サッカーした時も息が上がるのが異常に早かったです。
エチオピア人のマラソン選手がかなり強いのも納得です。

②酒

ボクが滞在してたスーダン北部は敬虔なイスラム教徒が多く、
お酒を手に入れることはまず不可能でした。
何でも荷物に忍ばせて入国した場合も空港で確実に発見されて、
担当者の監督下でトイレに流して捨てさせられるとのこと。

それに対してエチオピアはビール天国

エチオピアビール

なんと4ブル(=約50円)でおいしい瓶ビールにありつけます。
しかも生ビールはもっと安いらしく、10円以下とのこと・・・
ボクもエチオピア来てから飲みまくっております。

③女性

噂では聞いてたんですが、エチオピアはアフリカで最も美人が多い国なのです。
ほんと、見る人見る人がすげー魅力的です。
彫りが深いのに愛嬌のある顔に抜群のスタイル、いやはや最高です。
エチオピアの美人

↑友人の家の大家さんの娘。美人です!

④物価

スーダンは輸入品に対して国が100%の関税をかけてるため、本当に物価が高かった。
それに対しエチオピアはかなり物価が安いです。

中でもボクが最も驚いたものがコレ。
エチオピアのコンドーム


そう、コンドームです。
なんと1パック4個入りで1ブル(=約10円)。単価は驚きの2.5円です。
日本のが1個100円くらいすることを考えれば、40分の1の価格で手に入ります。

何でもアメリカの援助が入ってるからこの価格で提供できるらしいですが、
そのおかげかエチオピアのHIV感染率はかなり低く抑えられてるとのこと。

うーん、素晴らしい。



こんな感じで、国境を渡っただけで本当に全てが違うんです。

よく日本人は「アフリカの人って○○だよね」とかいう感じで
アフリカをひと括りにしがちですが、そんなの本当にナンセンスだって実感しました。
国によって、地域によって、驚くほどの多様性があるのがアフリカみたいです。
思えば去年行ったエジプトもぜんぜん違ったし、いやはや面白いっス。

今日の午後からはケニアの首都ナイロビへと移動します。
陸路の移動はもうコリゴリなんで、今回は飛行機使います。
お金で時間と快適さを買いました。
トラックの2台で3日も過ごしたくないもん…

すんません、長々と書きました。




ラリベラの教会

↑移動の途中で訪れたエチオピア随一の観光地ラリベラの教会。
ここはエチオピア正教の聖地だけあって、迫力ありました。
ラリベラの巡礼者

↑教会を訪れていた巡礼者。スゲー味がある
エチオピアの女の子

↑やっぱ子供はどの国もカワイイ

風に立つライオン

スーダンの片田舎の村から帰ってきました。
いやはや、あまりにも色んなことに感動して何を書けばいいのか分からんです。

でも一番印象に残ってるのは、やっぱり
ロシナンテスの代表、川原尚行先生の生き様です。


さだまさしの「風に立つライオン」って歌を知ってますか?
ボクは中学時代の恩師に教えてもらって、以来ずっと大好きな曲です。
(歌詞はこちら→http://www.mtblue.org/music/lyric/lion.php、でも実際に聴いた方が数倍いい)

先生を見てると、この曲は彼のために作られた曲なんじゃないかって思えてきます。

川原先生

川原先生はスーダン大使館の医務官を辞職し、39歳でゼロからNGOを立ち上げ、
現在はスーダン東部の無医村に住み込んでの医療提供を行っている。
なんでも、高校時代の友人や人脈をフル活用して2000万円をかき集めたとのこと。
豪快で、人を惹きつけるオーラを持っている先生だからこそできた業だろう。

今回、ボクは通訳として先生の横で診療を見させてもらい、
さらに5日間も同じ部屋で一緒に寝泊りさせてもらった。

で、正直な感想としては
国際医療の現場はそんなに格好いいものじゃなかった。
村人たちは日本人の医者にありとあらゆる期待をして、
診療時間外にさえ次々と押しかけてくる。

「大至急来てくれ!大変だ!」
夜中にそう言われて駆けつけても全然大したことない、そんなことは日常茶飯事。
イライラすることが多いし、とにかくストレスが溜まってくる。

それでも一日に数人は必ず運ばれてくるマラリアその他の重症患者のため、
川原先生はニコニコしながら辛抱強く治療を続ける。
村まで片道6時間のハードな道のりを自分で運転して、完全に疲れきってるのに…。

患者の母子
↑マラリアに罹ってた赤ちゃんとお母さん

この原動力になってるのは一体何なのか?

それは多分、先生がスーダンの人を敬う気持ちだと思う。

電気もなく、水道もない村。
子供たちはみんな裸足だし、着てる服も汚い。
住環境や衛生面もかなりヒドい。

多分なんかのデータを取ったら間違いなく「貧困に苦しむ村」だろうし、
マスメディアが取材したら「かわいそうなアフリカの人々」ってなるかもしれない。

村の様子?

村の様子?

でも、先生の目に移ってる村人たちの姿はきっと違う。
泥臭いけど、でも幸せに、家族や友人に囲まれて暮らしてる人なんだと思う。
日本人がどこかで失ってしまった「何か」を持ってる人だって、先生は知ってるんだと思う。

だからこそ、「援助」って言葉が大嫌いな先生はいつもこんな風に言う。
「俺はスーダンの人たちと一緒に転がっていきたいだけなんよ」

井戸水を運ぶ女の子
↑井戸の水を楽しそうに運ぶ女の子

破れた窓で遊ぶ女の子
↑破れた窓で遊ぶ女の子


恥ずかしながら、ボクも将来は先生のように自分で組織を立ち上げたいと思ってる。
そんなボクにとって、先生はまさに風に向かって立つライオン」だった。


「さだまさしの曲、先生のイメージにピッタリっすね」
帰りがけにそう言ってみると、先生はちょっと照れながら答えた。
「バカヤロー。大事な人を捨てるような人間にはなりたくねーよ」

さだまさしの曲の主人公は、愛する人と別れて異国の地で診療してる設定なのです。
でも、先生には日本で帰りを待つ最愛の奥さんと可愛い3人の子供たちがいる。
息子や娘の話になると単なるバカ親父に早変わり。

「将来こんな人になりたい」

心からそう思える人にここスーダンで出会えて、ボクは本当に幸せです。


明日から陸路でエチオピアに向かいます。
最低でも丸4日は乗り心地最悪のバスに揺られる予定。
あぁ、気が重い・・・

スーダン武者修行スタート!

スーダンの首都、ハルツームに着きました。
まぁ9割以上の人はスーダンという国について何の知識もないでしょう。


場所はこの辺。
スーダンの位置

そして、街の中心部はこんな感じ。意外と栄えてます。
スーダン都市部

でもちょっと外れるとこうなる。舗装されてない道が多いです。
スーダン路地裏

市場とかはこんな感じ。かなり賑わってます。
スーダン市場


まぁ、第一印象としては
「自分より肌の色の黒い人が沢山いる!」
ってとこでしょうか。すごく親近感覚えます。



ところで、ボクはこの国に何をしにきたのか。

目的は大きく2つ。

一つは世界の貧困の現状を自分の目で見ること
もう一つは日本の国際協力NGOの現場での活動の様子を知ること

スーダンの平均寿命は42歳
4人に1人の子どもが5歳になる前に亡くなっていて、
その主な死因はマラリア下痢などです。
これにはアフリカ最長と言われる泥沼の紛争が大きく影響していて、
現在も多くの国際機関やNGOなどが状況改善のために活動してます。

ボクはいま、そんな国にいます。



スーダン滞在の最初の10日間でお世話になるのは
東部の無医村での医療活動を行うロシナンテスというNGOです。

もともと大使館の医務官をしていた川原尚行さんが一念発起し、
2年ほど前に高校時代のラグビー部の仲間と二人で立ち上げた団体です。
(ロシナンテスのHPはココ⇒www.rocinantes.org/

いま部活の合宿所のような事務所兼住居に居候させてもらって3日目ですが、
とにかくここで働いてる方々の格好良さには本当に感動しまくりです。
「こんな風に男クサく生きてみたい!」
そんな風に思わせてくれる人たちです。
川原さんたちについてはまた今度詳しく書きます。

ロシナンテス事務所内

↑合宿所(?)でボクに与えられてるスペース



で、いよいよ明日からは村での泊り込みの診療に同行します。
そこでのボクの役目は通訳
先生が出す指示をアラビア語で患者さんに伝えるんです。

初めて経験する医療の現場で、果たしてそんな大役を果たすことができるのか。
自分にのしかかるプレッシャーに、いまはとにかく緊張してます。

首都から600キロ離れた、電気も水もない村での5日間。
いったいどんなことが待ってるんだろ・・・

充電完了!待ってろスーダン

トルコでの1週間、思った以上に満喫できました。

馬鹿デカいモスクを見たり、
ブルーモスク内部

巨大なシャンデリア(バカラ製)を見たり、
バカラのシャンデリア

地面からニョキニョキ生えてるキノコ岩を見たり、
カッパドキアのキノコ岩

アホみたいに綺麗な夕日を見たり、
カッパドキアの夕日

ありえないくらい可愛い子供たちと遊んだり、
カッパドキアの子供たち

そしてトルコ人や世界各地からの旅行者と色々な話をしたり、
それはもう最高に大満足な毎日を過ごすことができました。

心身ともに充実し、これで明日からのアフリカでの日々を乗り切れそうです。



ただ、トルコは物価が高いのだけがタマにキズでした。
実感的にはシリアとかの10倍くらいで、食事とか交通費なんかは日本と同じくらい。
相当にケチったものの、それでも予想を大幅に超える出費をしてしまった。
あぁ、痛すぎる・・・

アフリカ旅行、経済的に乗り切れるかどうかが怪しいです。



そして、もう一つ痛かったのは卒業旅行シーズンド真ん中だったこと。
会う日本人の9割はボクより若くして社会人になっていく真っ当な人々でした。

そんな彼らに自分のことを話す度に
「あぁ、どうして俺はこんなことやってるんだろ…」
と、深い罪悪感と切ない気分に襲われました。

って、

そんなのもちろんで、まったく気にしてないです。
これからも自分の決めた道を堂々と進んでいきますよー。

カッパドキアの女の子

↑すげーカワイかった女の子




さて、明日の今頃はいよいよスーダン。

生まれて初めて行く、ディープなアフリカ。
初めて経験する、ガイドブックの発行されていない国。


なんだかアドレナリンがみなぎってきます。
いやぁ、いいねぇこの感じ。早く来い、明日!!