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ぶらり九州の旅

友人宅、1500円のゲストハウス、マンガ喫茶・・・
そして特急列車を一切使わないという相当に安上がりな旅。
いやはや、かんなり楽しかったっす。

中でも一番印象に残ったのは、大分県の別府

そう、割と年配の方に人気のある、日本一の温泉地。
割と地味なイメージだったから当初は行く予定じゃなかったけど、
気付けば全旅程10日のうち3日間も滞在しちゃいました。

まぁ何というかノンビリした雰囲気が良かったんだけど、
何よりも素晴らしい出会いがあったのが大きかった。


ボクが出会ったのは、藤山さんというジイちゃん。72歳。
日本有数の秘湯、「蛇ん湯(へびんゆ)」の生みの親だ。

藤山さん


別府の見所は、一般的には大きく2つ。
100円で入れちゃう名湯がワンサカある駅周辺のエリアと、
色んなタイプの温泉を巡る、通称「地獄めぐり」で有名なエリア。

「でも一番気持ちいいのは、メジャーなガイドブックには
 あんま載ってない山奥の秘湯があるエリアなんだよねー。」

別府に住む友人からそんな最高の情報を耳にし、
「あ、でも車がないと行けないよ。」という忠告の部分は
聞こえなかったフリをして、早起きして徒歩による攻略に挑戦。

そして何とかかんとか辿りついた
秘湯のうちの一つが、「蛇ん湯」だった。

険しい山道の途中にいきなり現れる、
河川をそのまま利用した温泉。

蛇ん湯


「五感を刺激し、第六感を覚醒させる」

そんな、友人のあまりに大袈裟な表現もピッタリと言わざるをえない、
まさに自然と自分とが一体化してることを感じることができる場所だった。

で、その秘湯を独り占めしてるときに
たまたま入浴してきたジイちゃんが、藤山さんだった。

「兄ちゃんここまで歩いてきたのか!?」と、
あまりに無計画なボクに興味を持ってくれた藤山さんは、
「蛇ん湯」のことを色々と聞かせてくれた。


なんでも「蛇ん湯」は、近所にも温泉が欲しいって考えた
地域の「温泉好き」が4~5人集まって、趣味で作ったものらしい。

工事費や維持費、運営コストも、仲間うちで負担しているとのこと。
ボクのような外部者にも無料で開放してて、お金は一切取ってない。
「そんなん、自分らが入りたくてやってんだから当然だよー」
藤山さんは、ひょうひょうとそう言ってのける。


はじめは石で囲っただけの簡単なものだったらしい。
それを、仲間同士で道具を持ち寄ったり、廃棄されたパイプを拾ったりして、
仲間うちで「楽しくてたまんなくて、夢中で」作っていったんだという。

それが、今では日本有数の秘湯として全国の人から愛されるようになっている。
それを作り上げた藤山さんのパワーにしきりに感心してると、

「確かに一人じゃできないけど、二人集まって楽しいアイデアを
 出し合ってたら、いつの間にか大抵のことはできちゃうもんだよ」

ちなみに今は、仲間うちで山小屋も作っちゃおうと奮闘中。


そんなことを語る72歳のジイちゃんの、少年みたいに
キラキラした眼がすんごい印象的だった。

今回の旅行では、「シャッター通り」って言葉の通り、
やっぱ日本の地方には元気がないのかなぁと感じていた矢先のこの出会い。

こんな「おもろい」ジイちゃんがいるってことが、
なんだかすんごい嬉しかった。



ちなみに、温泉を出た後は「地元で評判なんだ」という
小さな定食屋さんにも連れてってもらいました。本当に感謝です。

いやー、やっぱ旅は最高ですな。


写真は、市街と海を一望できる「鍋山の湯」。
別府、まじでオススメです。人も温泉もあったかいです。

鍋山の湯

充電期間へ

いやはや。
終わりましたよ、修士論文。

学術的に素晴らしい論文を書けた自信はあんまないけど、
自分なりには納得のいく作品に仕上げたつもりです。

正直、だいぶ大変でした。
かんなり胃が痛い時期もありました。
いやぁーな汗とか、出てました。

でも、それも終わり。(2月に発表あるけど)


というわけで…、

4月に就職するまでの2ヶ月ちょっと、
学生最後の長期休みです。

7年間に渡った学生生活の総括。
これから働くに会社での目標。
それに、これからの人生について。

ゆーっくりと、考えたいと思います。


とりあえず、ちょっと長めの国内旅行を2回、
かなり長めの海外旅行を1回するつもりです。


実はこのブログも長崎から更新中。
明日からは熊本です。ラーメン楽しみ。

ではでは、また。

現実逃避と告知

2008年、1月1日。

今日も大学院の研究室にて論文と格闘中。
最終提出まで2週間・・・。

ピンチです、とても。



と、まぁそれは置いといて・・・
新年明けましておめでとうございます。

今年はついにサラリーマンとして働き始める年です。
25歳、かなり遅咲きの新社会人ですが、
仕事も何もかも、ますます気合い入れてやってくので
今年もどーぞよろしくお願いいたします。

本来、ここで今年の抱負とか書きたいのですが、
頭には「何とか論文を終わらせます」としか浮かんできません。
が、そを抱負にしてしまうと残りの350日を
一切目標がない状況で過ごすことになってしまうので、
また2週間後にゆっくり考えようと思います。


というわけで、かわりに告知をします。

ボクがすんげー尊敬してる人の一人、
スーダンで医療活動を行うNPO法人ロシナンテスの川原先生が
1月3日にテレビ(NHK総合)で紹介されるみたいです。

以下、先生からのメール。

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今年一年、大変お世話になりました。

さて、年明けの1月3日午後10時45分からのNHK総合にて
「ニューイヤーショー さだまさしが歌い、タカトシが踊る・・・
今年がんばる人々へのメッセージソング」のなかで、
さだまさしさんが、「風に立つライオン」を歌います、その中で
スーダンで活動する写真が紹介される予定です。
よろしければ、ご覧になってください。

08年も同様に頑張って生きたいと思いますので、
引き続き、ご指導のほどよろしくお願いいたします。

川原尚行

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川原さんは、ボクが大好きな「風に立つライオン」という歌が
ここまで似合う人はいないっていう、超カッコいいオッサンです。

どんな感じで紹介されるのかは謎ですが、とにかく必見。

http://girgis.blog93.fc2.com/blog-entry-6.html
↑去年の3月にスーダンに行ったときのブログ記事
http://www.rocinantes.org/keii.htm
↑NPO法人ロシナンテスのウェブサイト


というわけで、現実逃避終了。
論文に戻ります。