テトリス型組織 vs ぷよぷよ型組織
- Day:2014.01.20
- Cat:経営ノート
成熟した組織では、職務定義がしっかり定まっていて、
個人がやる仕事やカバーすべき領域が固まっている。
僕のイメージでは、「テトリス」。

それぞれのメンバーの形がカッチリしていて、
それを組み合わせながら戦っていく感じ。
一方で、スタートアップの組織は、やるべきことが
定型化されていないし、しょっちゅう変わったりもする。
イメージは、「ぷよぷよ」。

周りに空いているスペースがあったら、時には自分自身の
形を変えたりもしながら、互いに目を配りながら、
空いているスペースができないように埋め合っていく感じ。
それだけに、自分自身もそうだったけど、成熟した組織で
テトリス型の動き方をしていた人がスタートアップの組織に
来ると、この辺りで戸惑うこともけっこう多い気がする。
自分の職務範囲の中では高いオーナーシップを発揮しても、
それ以外のことになかなか意識が向かなかったりするのだ。
ただ、それだと組織にはたくさんの隙間ができてしまって、
小さな組織はすぐゲームオーバーを迎えることになる。
そうではなく、一人ひとりがゲーム全体の流れを細かく見て、
隙間ができたら、そこを我先にと積極的に埋めに行く。
それがスタートアップの組織のあるべき姿だし、そこにこそ、
働くことの充実感とか醍醐味があるんじゃないかと僕は思う。
と、どうでもいいですが、最近ふとそんなことを
考えたので、ちょっとだけ書いてみました。
ちなみに、超ぷよぷよ型組織であるNPO法人クロスフィールズでは、
現在一緒に働く仲間を募集しております。興味がある人は、こちらを!
NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715)
※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

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