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社会イノベーター公志園

実はいま社会イノベーター公志園というものに参加している。

このイベントは、社会が抱える課題に真正面から対峙し、
まだ見ぬ未来と格闘する社会イノベーターたちが全国から集い、
その公の志を語り合い、自分たちを磨きあうというものだ。

今回、僕は光栄にもその全国大会に出場させて頂くことになった。


社会イノベーター公志園DVD プロモーション from koshienmovie on Vimeo.




今週末が公志園2012のキックオフイベントだったのだが、
いくつか思ったことがあったので、少し感想を書いておきたいと思う。


①圧倒的な情熱と信念と個性を持つ出場者たち

キックオフイベントで他の出場者の方々のプレゼンを見て、本当に驚いた。

ほんの数分ほどのプレゼンだったのだが、皆さん驚くほどに胸に響くことを
超満員450人の会場に語りかけていて、自分も何度も鳥肌が立ってしまった。

今回の公志園に出場している人たちは、これまでにもずっと高い次元で
自分と社会と向き合ってきて、素晴らしい実績を積み上げてきた方々だ。

社会イノベーター公志園2012の出場者一覧

僕だけが、ほとんと実績のない中でギリギリ滑り込みで出場させて
頂いたという感じで、この場にいるのは本当に恐縮な思いでいっぱいだ。

それにしても、この「ヤバい、信じられないほどレベル高い…」という感覚、
これまでも何度か感じたことがあるなぁと思って、さっきハッと気付いた。

これは、僕が大学時代にラクロスでU-21日本代表に選ばれた時の感覚だ。
選考に残って代表合宿に行った時、大学や関東のユース組織ではそれなりに
やっていけた自分が全く通用せず、呆然としたのをすごく覚えている。

いま感じているのは、あの時に感じた焦りや危機感に近いと思う。

ただ、一方で代表に選ばれて苦悩した時期というのは、
僕の部活人生で自分が最も成長したと感じた期間の1つでもある。

今回こうして公志園という場に呼んで頂いたのは、何かの縁だ。
今はただ、せっかく頂いた機会を活かし、目一杯に成長していきたいと思う。


②ビジネス界のリーダーによる"伴走"

公志園を運営するのは、ISLというNPO法人だ。

この組織は、ビジネスリーダーたちに対するリーダーシップ教育を
10年以上に渡って実践してきた組織であり、大企業の経営を担っていく
リーダー層の人材には、ISLのプログラムの卒業生も少なくない。

そして贅沢なことに、公志園には、こうしたISLの卒業生たちが
"伴走者"という形で参加し、出場者たちとともに、
公志園のプロセスを4ヶ月間に渡って一緒に戦ってくれるのだ。

今週末にはこの"伴走者"たちとの顔合せもあったのだが、
たった2時間ほどの対話で、自分が丸裸にされてしまったのを感じた。

ビジネスの世界で百洗練磨の方々からのコメントは切れ味が鋭く、
まるで自分のはらわたにまで食い込んでくるようなものだった。

もちろん、行動を起こしている実践者としては、突然現れて
好き放題言ってくる人に対して、憤りの気持ちがないわけではない。

しかし一方で、特に自分がクロスフィールズという組織で
立ち向かっていくべき相手とは、ビジネス界のリーダーたちだ。
この人たちの心が掴めなければ、僕たちは前には進めない。

せっかくコミットしてくれる"伴走者"を良い意味で上手く活用して、
自分たちの団体のレベルを2ステップくらい高めていきたいと思う。


③志の伝播を引き起こす素晴らしい仕組み

そして最後に、公志園という仕組み自体が素晴らしいと僕は感じた。

誰かの志にフォーカスがあたり、その志が経験ある方々によって磨かれ、
その磨きこまれた志が、多くの人たちに対して発信されていく。

発信された志は、多くの人々からの共感に繋がっていき、同時に、
何かをやりたいと思う人たちを強烈に鼓舞していくことになる。

そしてそこからは、何かまた新しい志が生まれていく…


そんな"志の伝播"の仕組みこそが、公志園なんだと僕は感じた。

出場しておいてから何を今さらという感じではあるのだけど、
この公志園という枠組みは、本当にスゴいものなんじゃないかと思う。

公志園に出場できたという幸せを噛み締めながら、
これからの4ヶ月間、全力で精進していきたい。

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715
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