ワールドビジネスサテライト出演と、最近の悩み
- Day:2012.05.13
- Cat:経営ノート
クロスフィールズの運営する「留職」の取り組みを特集して頂いた。
しかも、事情は未だに分からないのだけれど、なぜか僕もスタジオに
お呼び頂き、1時間ぶっ通しで生出演をするという機会を頂戴した。

http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/feature/post_19861
↑当日の放送内容の一部がご覧いただけます。宜しければ、ぜひ!
(注:僕がスタジオ生出演中に緊張のため倒れたシーンはカットされてます。笑)
さて、自分たちのような若い団体がこんな風にテレビに出れたのは、
本当に本当に、信じられないくらいに運が良かっただけだと思うのだけど、
最近少しずつメディアに出させてもらったり、講演をさせて頂く機会も
増えるようになって、実は、少し悩んでしまっていることもある。
その悩みとは、「自分は一体誰の言葉を喋っているのか」ということだ。
これは当たり前のことだけど、僕は独立して起業するにあたって、
「自分がやりたいこと」に最大限に素直になって事業を起ち上げたつもりだ。
ハッキリとは覚えていないけど、創業当時は「僕はこんなことがしたい」とか
「僕が目指す世界は…」といった風に、一人称で喋ることが多かった気がする。
でも、このブログでもそうだけど、ここ最近は、自分の周りにいる同世代の
仲間たちの気持ちや想いを代弁することで、何かを語ることが増えている。
特にメディアに出る時などは、「自分たちの世代は…」といった言葉を使って、
自分だけの想いを語るというより、これまで出会ってきた仲間を思い浮かべて、
その代弁をした方が、より熱を込めた話をできるようになってきている。
きっとこれは、これまでの事業の過程で出会った多くの仲間と話をしているうちに、
自分の思考や考え方に、彼らの気持ちや想いが乗っかってきているからだと思う。
「自分の事業」が、「自分たちの事業」に変わろうとしているのかもしれない。
こう考えると、まるで仲間たちから力を分けてもらいながら事業をしているようで
なんだか嬉しいけれど、その一方で、ちょっと不安に感じてしまうこともある。
「自分がやりたいこと」に対して最大限に素直になって事業を起ち上げた自分が、
いまは「仲間たちが期待すること」に対して素直になろうとしている気がするからだ。
実は最近、ある人から「まずは自分がやりたいことを突き詰めろ」という言葉も頂いた。
もちろん、どっちが正しくて、どっちが間違っているというわけではないと思うし、
両者の境目というのは、限りなく曖昧なものなんじゃないかと僕は思っている。
でも、きっと「自分がやりたいこと」だけは絶対に見失ってはいけない気がするし、
その前提のもとでこそ、仲間たちの気持ちを自分の力にしていけるんだと思う。
・・・というわけで、まだまだ悩みが多くて未熟な自分だけれど、それだけに、
「自分は一体誰の言葉を喋っているのか」ということには、常に気をつけていきたい。
NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715)

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