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シリア情勢と友人の活動

シリア情勢が混迷を極めている。

自分にとっては、青年海外協力隊として2年間近くを過ごした国であり、
毎日飛び込んでくる悲惨なニュースを見聞きする度に、本当に胸が痛くなる。

住んでいた村の友人とは今も電話で連絡を取り合うことができているが、
幸い、今のところ彼の家族や友人たちには何の被害もないとのことだ。

ただ、友人の声にはどことなく不安の色がにじんでいて、いつものように
「何も問題ない」とは言っているものの、言葉にはどこか力がなくなっている...

複雑な政治・社会情勢の中、どのように事態を収拾することができるのかは
全く分からないけれど、とにかく、これ以上の犠牲者が出ないことを祈りたい。


それにしても、シリアという国に対して特別な思い入れを持つ自分が、
どこかで事業起ち上げの忙しさを言い訳にして、この事態に対して何の行動も
起こすことができていないのは、本当に恥ずかしいことだと思う。

そんな情けない自分を尻目に、協力隊時代の仲間たちが
シリア緊急支援の活動を日本でスタートしたので、その取り組みを紹介したい。

topphoto_rev4.jpg
シリア緊急支援団体『サダーカ』のウェブサイト

この団体は、混迷するシリア情勢を受けて、何かできることはないかと考えた
青年海外協力隊のOBや大学生を中心としたメンバーによって今年3月に設立された。

活動としては、寄付金によるシリア国内外の難民支援や情報発信などの活動や、
国際NGOや国連機関と協働で平和的解決のための働きかけを行なっているとのこと。

(※ Facebookページもあるようなので、よければ「いいね!」お願いします)

おそらく友人たちも今後の活動については模索している状態だとは思うけれど、
このような形で当事者意識を持って行動を起こした友人のことを心から尊敬するし、
自分としても、今の自分にできる限りのサポートをしていきたいと思っている。


シリア訪問写真
↑2010年の暮れに僕が住んでいた村の小学校を訪れたときの写真。
 この時は本当に平和を絵に書いたような場所だったんだけど...

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

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シリア情勢が混迷を極めている。自分にとっては、青年海外協力隊として2年間近くを過ごした国であり、毎日飛び込んでくる悲惨なニュースを見聞きする度に、本当に胸が痛くなる。住んでいた村の友人とは今も電話で連絡を取り合うことができているが、幸い、今のところ彼の?...
  • 2012/06/10 17:06
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