充実した1年を終え、2018年は次なるステージへ
- Day:2018.01.08
- Cat:経営ノート

(写真は働きはじめの1月4日に目黒不動尊を初詣したときのもの)
年明け早々すごく大事な局面があったこともあり、3連休を使って、ようやく落ち着いて2017年の振り返りができた。
創業して7回目の正月を迎えて初めて言える気がするけれど、この1年は仲間たちの支えのおかげで、まさに「充実した年」だったと胸を張ることができる。
振り返ってみると、2017年のはじめは主に事業面でかなり危機感を募らせているような不安定な状況だった。一歩舵取りを間違えたら、文字通り船が転覆していてもおかしくなかった。ただ、その状況でも、個人としては「攻」という漢字を掲げ、守りに入らずに結構な攻め手を打ち切ったことが、まさに功を奏す形となった。
去年やったことは、主にこんな感じ。この3年くらい、ずっと手を付けようと思っては頓挫していたことが、一気に動いたという感覚だ。
1.チーム全体での議論を経て、NPOにとっては憲法とも言えるミッションをガラッと刷新
(新ミッションは「枠を超えて橋をかけ 挑戦に伴走し 社会の未来を切り拓く」とした)
2.チームメンバーの既存事業に対する責任領域を拡大し、権限委譲を加速。結果として、僕以外の幹部メンバーが中心となる形で、旗艦事業である「留職」の力強い再成長が実現
3.新規事業に僕も含む数人が思い切りコミットし、新事業「フィールドスタディ」を一気にドライブ
(フィールドスタディの新展開について年末に出したリリースはこちら)
4.団体内の「働き方」や「評価制度」について、メンバーと対話を重ねながらスピード感を持って施策を着実に実行
信頼する仲間たちと力を合わせて充実した1年を過ごすことができ、チームとしても僕個人としても、すごく成長を感じることができた。いつも支え合っている仲間たちには、本当に感謝の気持ちしかない。
また、少し自分自身に焦点を当てても、グローバルでのソーシャルセクターのトレンドに触れる機会を得たり、英語での3時間講義に挑戦したり、また、レバノンに渡航してシリア時代の友人と7年ぶりの再会を果たしたりと、以前からやりたかったことを着実に実行に移せた年だった。(ちなみに地味に引っ越しもして、前から住みたかったエリアに移り住んだりもした)
と、そんな充実した2017年を終え、2018年はどんな1年にしていきたいか。一言で言えば、チームとしても個人としても「次のステージ」に進む年にしたいと思っている。
クロスフィールズについて言えば、2つある。
まずは、組織面。去年までに築いてきた「いいチーム」を「強くていいチーム」へとレベルアップさせていきたい。ただ優しく支え合うだけでなく、厳しいことも指摘しあって互いを高められるような、そんなチームを創りたい。そのためにいくつかの仕組みも作っていくし、組織体制も更に強固にして、「クロスフィールズ2.0」と言えるようなバージョンアップを図っていきたい。
事業面では、一気に忙しさを増していく局面をチーム一丸となって乗り越えていくことが最も大切なことだ。その上で、今後中期的にどうやって社会を変えていくのか、その方向性を、改めて本腰を入れて模索していきたい。まだ方向性は見えきっていないが、チームメンバーと議論しながら、じっくりと「次のステージ」を探っていきたい。
それから個人としても、事業に全力投球しつつ、今年は1つの挑戦をしてみたいと思っている。
まだ確定していないので名言は避けるけれど、7年間のあいだ目の前の事業だけを見て走り続けてきた自分を、少し違う角度から成長させるようなことを始める予定だ。これによって、個人としても「次のステージ」に進みたいと思っている。そのためには、日々の時間の使い方に今まで以上に注意をする必要がある。心身の健康を崩さないことを前提に、更なる高みを目指していきたい。
ちなみに、こちらは恒例となりつつあるクロスフィールズの新春書初め大会の模様。今年は過去にクロスフィールズを卒業したメンバーたちも集まってくれて、大いに盛り上がりました。

僕が選んだ今年の漢字は、「信」。次のステージに進むためには、仲間を信じ、自分自身を信じて、そして、クロスフィールズというチームの可能性を信じることが一番大切だと思い、この文字を選びました。
というわけで、今年も元気に走り抜けていこうと思っているので、皆さまどうぞよろしくお願いします!
NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715)
※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。
※ 2016年9月2日(金)に初の著書が発売になりました。
『働く意義の見つけ方―仕事を「志事」にする流儀』(ダイヤモンド社)
☆ Amazonランキング キャリアデザイン部門ベストセラー1位を獲得
☆ ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2016 年間17位
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