42.195キロ
- Day:2007.11.29
- Cat:学生時代(日本編)
無謀にも河口湖マラソンなるものに出場してきた。
種目は、ほとんど友人に騙されるかたちで
ファン(11キロ)でもハーフ(27キロ)でもなく、フル(42.195キロ)を選択。
一ヶ月前に申し込み、みっちりと走り込むことを決意。
が、案の上というか何というか、
練習一切なしで本番を迎える。
練習・調整不足を考え、目標は完走(6時間以内)に設定。
とにかく、ゆっくりと、楽しく走ることを心に誓う。
いよいよスタート。
すごく天気がよくて気持ちいい。景色もキレイ。
初めの15キロ、かなり快調なペース。かなり余裕。
ペースを落とさなければ3時間台は行けちゃいそうな感じ。
「あ、オレってやっぱスゴい」
自分への過信から、微妙にペースアップ。
20キロ地点ではマラソン経験豊富な友人の背中が見えてくる。
が、その付近の微妙な上り坂に差し掛かったところで
両太ももに考えられないほどの疲労感があることを発見。
突如、足が鉛のように重くなる。
それでも気を持ち直し、何とか友人に付いていくことを決意。
当初の「楽しく完走」という目標を完全に見失う。見えない誰かと戦い始める。
が、両太ももに感じる重りは確実に追加されてる感じ。
30キロ地点、ついに友人が見えなくなる。
35キロ地点、おばあちゃんランナーに抜かれる。
40キロ地点、気持ちが折れて歩きそうになる。
が、「限界に挑戦」と書かれたTシャツを着てるのに
自分に負けて歩いているオジサンを見て、すごく切なくなる。
「いかんいかん」と思い、自分を奮い立たせる。
最後、0.195キロという中途半端な距離すら呪いながらも
何とか全コースを歩くことなくFINISH。喜ぶ気力もなし。
記録は4時間15分50秒。
割と満足な結果にちょっとだけ幸せを感じ、腰を下ろそうとする。
が、そこで自分の足が全く曲がらないことに気付く。
座れないので、休むことすらできない。
それでも無理して倒れこむように地面に横になる。
そして、もはや自力では立てないことを悟る・・・
・・・てな感じで、マラソン初体験の記録でした。
皆さん、マラソンに出るなら最初は短い距離から始めましょう。
そして十分に練習を積んで出場しましょう。
さもないと、マラソン後の3日間は
階段しかない建物には入れなくなるって事態になります。
ボクが保証します。

↑完走した人たち(着てるのはFINISHERシャツ)