エチオピアでの日々
- Day:2007.03.19
- Cat:学生時代(海外編)
久々にインターネットという文明の利器に対峙しております。
中1日の休憩を挟んで丸5日間、計60時間の移動を経て、
スーダンからエチオピアの首都アディスアベバまで辿り着きました。
走行距離は不明です。とにかく長かった。
バスはボロボロだし、道は最低だし、宿も汚いし、ほんと予想以上に疲労しました。
しかも夜は危険だからバスが動かないってわけで毎朝5時には出発・・・、
奇跡的に一度も寝坊しなかった自分を誉めてあげたいっす。
で、現在は友人のJICA職員宅でマッタリさせていただきながら
NGO関係者の話を聞いたり、プロジェクト現場を見に行ったりしてます。
色々と情報を聞くことができて、かなり収穫が多かったです。
他にもエチオピア人に混じってサッカーの試合したり…、まぁ充実しております。

ちなみに、最近の自分は最低に汚くなってきております。
何人かの人に「何年くらい旅してるんですか?」と言われました。
自分でも、こないだ久々に鏡見た時に「何じゃこの不潔な男は!? 」と思い、
それが自分であることを認識するのに一瞬間が空きました。本当です。
うーん、何とかせねば・・・
さて、エチオピアとスーダンという国境を接する2つの国なわけですが、
全てが驚くほど違います。国境を越えた瞬間から完全なる別世界でした。
では、いくつか主な違いの紹介を。
①気候
スーダンは軒並み40度~50度の灼熱の気候だったわけですが、
(夏も気温は50度とのこと。なぜなら気温計の目盛は50度までしかないから)
エチオピアは山岳地域のため気温が低く、場所によっては10度くらいになることも。
ちなみに今いるアディスアベバは標高3000メートルらしく、
人によっては到着直後は高山病で苦しむ人もいるらしい。
サッカーした時も息が上がるのが異常に早かったです。
エチオピア人のマラソン選手がかなり強いのも納得です。
②酒
ボクが滞在してたスーダン北部は敬虔なイスラム教徒が多く、
お酒を手に入れることはまず不可能でした。
何でも荷物に忍ばせて入国した場合も空港で確実に発見されて、
担当者の監督下でトイレに流して捨てさせられるとのこと。
それに対してエチオピアはビール天国。

なんと4ブル(=約50円)でおいしい瓶ビールにありつけます。
しかも生ビールはもっと安いらしく、10円以下とのこと・・・
ボクもエチオピア来てから飲みまくっております。
③女性
噂では聞いてたんですが、エチオピアはアフリカで最も美人が多い国なのです。
ほんと、見る人見る人がすげー魅力的です。
彫りが深いのに愛嬌のある顔に抜群のスタイル、いやはや最高です。

↑友人の家の大家さんの娘。美人です!
④物価
スーダンは輸入品に対して国が100%の関税をかけてるため、本当に物価が高かった。
それに対しエチオピアはかなり物価が安いです。
中でもボクが最も驚いたものがコレ。

そう、コンドームです。
なんと1パック4個入りで1ブル(=約10円)。単価は驚きの2.5円です。
日本のが1個100円くらいすることを考えれば、40分の1の価格で手に入ります。
何でもアメリカの援助が入ってるからこの価格で提供できるらしいですが、
そのおかげかエチオピアのHIV感染率はかなり低く抑えられてるとのこと。
うーん、素晴らしい。
こんな感じで、国境を渡っただけで本当に全てが違うんです。
よく日本人は「アフリカの人って○○だよね」とかいう感じで
アフリカをひと括りにしがちですが、そんなの本当にナンセンスだって実感しました。
国によって、地域によって、驚くほどの多様性があるのがアフリカみたいです。
思えば去年行ったエジプトもぜんぜん違ったし、いやはや面白いっス。
今日の午後からはケニアの首都ナイロビへと移動します。
陸路の移動はもうコリゴリなんで、今回は飛行機使います。
お金で時間と快適さを買いました。
トラックの2台で3日も過ごしたくないもん…
すんません、長々と書きました。

↑移動の途中で訪れたエチオピア随一の観光地ラリベラの教会。
ここはエチオピア正教の聖地だけあって、迫力ありました。

↑教会を訪れていた巡礼者。スゲー味がある

↑やっぱ子供はどの国もカワイイ
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