退職挨拶メール
- Day:2011.10.11
- Cat:日々の考えごと
やっていてあまりにも感動したので、ちょっとした恥ずかしさも
あるものの、自分も思い切って参加してみたいと思う。
「退職挨拶メール」を共有しよう!
ちなみに、僕が前職の会社を退職したのは2011年3月11日。
そうなんです、日本中が絶対に忘れることの日に、僕は退職しました。
この時まだ事の重大さを十分に理解できていなかった自分は、
計画されていた自分の送別会が中止になったことを愚痴ったりしてました…
それにしても、「こんな時にすみません…」的な枕詞から始まる
退職挨拶メールってのは、なかなかレアなんではないでしょうかね。
以下、僕の退職挨拶メールです。
(差し障りのある所は一部改変)
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Dear all,
Apologies for sending out this message during tough time due to the earthquake,
but I have no choice since I need to return my PC today...
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(English follows)
お世話になった皆さまへ
2008年4月に入社してほぼ丸3年が経ち、遂に自分もこのメッセージを書く日が来ました。
この会社を卒業して行く人は、なぜ最後のメッセージにあんなにもお礼や感謝の言葉を残して
いくんだろうと思っていましたが、自分にもその気持ちがようやく分かりました。
いま自分が感じるのは、ワクワクでも不安でも寂しさでもなく、不思議なくらい強い、感謝の気持ちです。
私の採用が決まったのは、2006年の11月でしたが、私はそのほんの2ヶ月前まで
中東シリアで青年海外協力隊として1年半ほど訳のわからない泥臭い活動していました。
その前の学生4年間も部活しかしてきておらず、エクセルの表計算すらできなかった自分は、
正直、こんなに優秀な人だらけの会社に入れてもらえたことが、不思議でなりませんでした。
そして案の定、全く活躍できなかった1年目には、「辞めたい。。。辞めたい。。。」と
毎日呪文のように唱えながら過ごしていた辛い時期もありました。
でも、そんな自分も、多くの先輩方に支えられ、少しずつ少しずつ成長することができたと思っています。
xxxではxxさん・xxさん・xxさん・xxさんのもと、初めてバリューを出す感覚を覚え、
その後のxxx・xxxではTeam xxの一員として、xxさん・xxさん・xxさんのもと、
最高に楽しい環境でエキサイティングな仕事をさせて頂きました。そして最後のスタディとなった
xxxでは、xxさん・xxさんのもと、xxさん・xxさん・xxさんに支えられながら、 クライアントの
皆さんとともに大きなインパクトを出すとともに、とてつもなく楽しく仕事をさせて頂けました。
本当に多くの方が、ダメダメだった自分を諦めずに辛抱強く育ててくださって、だからこそ、
こうしていま、マッキンゼーでの日々を「最高だった」と幸せに振り返ることができるのだと思います。
お世話になったCSS・CSSAの皆さんには、感謝の言葉が見つかりません。。。
とにかく、本当に本当に、ありがとうございました!
そして、自分のネクストステップは起業です。
今後は、以前からずっと関心を持ち続けてきたNPOの世界で仕事をしていきます。
国際協力・NPOの世界とビジネスの世界の両方を濃く経験した人間として、「人」をキーワードに、
その両者の世界を繋げることをやっていきます。具体的な事業としては、グローバル人材の育成に悩む
日本企業に対し、途上国で活動するNPOでの実務経験を研修プログラムとして提供していく予定です。
うまく行くのかは全く未知数ですが、マッキンゼーで培ってきた「不可能はない!」という
マインドセットを大事にして、自分の持てる力を全て振り絞ってやっていきたいと思っております。
ぜひ、今後とも仲良くしてくださると幸いです。
どうぞこれからも、よろしくお願いいたします!
Stay hungry, stay foolish... and, stay passionate!
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Dear all,
After 3 years of exciting days at McKinsey, time has come for me to say good bye.
I am leaving McKinsey, and today is my last day to come to the office.
I would like to thank all of you for your caring support.
Without your support, I wouldn't have been able to overcome a number of challenges.
I was very happy having the privilege of working with exceptional people.
Moving forward, I will start up a social enterprise with my friends.
As both McKinsey alum and ex-Japanese Peace Corps member,
I will contribute to the integration of the field of nonprofit and
the field of business from human resources perspective.
It should be a tough challenge, but I will try my best to make it happen.
Again, thank you very very much for all of you.
Hope all of you have brilliant future!
NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715)
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