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組織のなかに流れる「空気」のマネジメント

早いもので、クロスフィールズも創業5年目を迎えている。

なんというか、もはや創業期という言葉は使えないくらいの
時間が経ってしまったし、「まだ駆け出しの経営者でして…」
といった言い訳もできないくらいの月日が経ってしまった。

にもかかわらず、自分にはまだまだ経営者として至らない
ところが多すぎて、自分をもっと成長させなければという
気持ちがすごく強くなっている今日この頃だったりする。

まぁ、とはいえ変に焦っても仕方がないわけで、しっかりと
ビジョンとミッションを見据え、いま目の前でやるべきことから
目を背けず、愚直に向き合い続けていきたいと思っている。


さて、4年半ほど小さなNPO法人を経営してきて思うのは、
やはり組織は生き物だということだ。「法人」という言葉が
表しているように、人格を持っている人間のようなものだ。
だから当然、心身の状態は良くなったりも悪くなったりもする。

なかでも、組織のなかに流れる「空気」のようなものは、
良くなったり悪くなったり、濃くなったり薄くなったり、本当に
1週間単位でガラリと変わっていくものだ。メンバー自体は
変わっていなくても、事業の状況やメンバーの気持ちの
持ち方次第で大きく変化していくのだから、不思議なものだ。

そして、この「空気」が澄んでいればいるほど、メンバーの
働きやすさや士気は高まるし、生産性やクリエイティビティも
思い切り高まっていく。もちろん、その逆もまた然りだ。
その意味で、経営者の最も大事な仕事の1つは、この「空気」を
いかに良くしていくかなのではないかと、僕は思っている。

いまクロスフィールズは有給職員が14人で、学生インターン2人を
合わせると総勢16人のチームになっている。まだまだとても小さい
組織だけれど、たった2人で始まった組織であることを考えると、
4年半で8倍の規模になったということにはなる。

「空気」のマネジメントを考えてみると、5人くらいの規模までは、
自分さえモチベーションを上げていれば、それだけで空気を変える
ことができていたように思う。でも、いまはそれができなくなった。
むしろ僕だけが気を吐けば、それは逆に空回りになってしまう。
そうではなく、メンバー1人1人が「よい空気づくり」にコミットして
いなければ、組織の「空気」は決して澄んでいってはくれない。

では、チームメンバー1人1人が「よい空気づくり」にコミットして
いくために、いったい何ができるのか。僕は、「これこそが僕たちの
目指す理想の状態だ」といえる姿を定義して、迷ったり悩んだり
したときに立ち戻る場所をしっかりと用意しておくことだと思う。

その一環として、クロスフィールズでは、創業3年が経ったときから
約1年くらいをかけて、CROSS FIELDS WAYなるものを制定した。

↓こちらがWAY(つい先週WEBに公開したので、ぜひご覧下さい!)

WAY.jpg

とはいえ、これを創っただけで満足していたら、全く意味はない。
これをどれだけ意味あるものにしていけるかが、僕の仕事でもあり、
クロスフィールズにいるメンバー1人1人の仕事なのだと思う。

いまクロスフィールズでは、毎朝の朝礼で、このWAYの1つを選んで
エピソードを話すということを愚直にやり続けている。こうしたことを
無意味だと思う人もいるかもしれないが、僕は、こうしたことを
愚直に、そして、しつこいくらいにやり続けることでこそ、組織が
健全な「空気」を保ちながら成長していけると信じている。


さて、未熟な自分が偉そうに組織づくりについて語ってしまったけれど、
ここまで読んでくださった方に、大事なお知らせがあります。笑

こんな泥臭い組織づくりの真っ只中にいるクロスフィールズでは、
いま、これからの組織づくりを経営陣とともに一緒に担っていただく
管理部門のマネージャー/スタッフを、絶賛募集中です。

■採用情報 [応募締切:10/14(水)]
http://crossfields.jp/aboutus/recruit/

■採用説明会(Round Table)
9/30(水)19時半~ https://goo.gl/rL5l6Q
10/7(水)19時半~ https://goo.gl/QrUAgL

成長中のチームでの組織づくりは大変なことばかりですが、
同時に、とてもやり甲斐のある仕事でもあります。

ぜひ一緒に、最高のチームを創っていきましょう。
我こそはという方からのご応募、お待ちしております!

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※ 今年6月のオフサイト合宿の様子

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

2014年の学び

遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!

さて、もう去年は過ぎ去ってしまったわけだけど、
2013年に続いて、1年間の学びを振り返ってみたいと思う。

2014年は、「深」というテーマを掲げた。
事業と組織、それぞれで「深さ」を追い求めた1年だった。


まず事業。単に事業を拡大して広げていくだけでなく、
本当に世の中を変えるためにはどうすればいいかを
納得のいくまで考えることで、広がりだけでなくて
「深さ」を追求していこうという強い決意の表れだった。

これについては、かなり納得のいく行動を取れたと思う。
メンバーだけでなく、理事・アドバイザーも巻き込んで
事業の方向性について徹底的に議論をすることができた。

2014年度からの3年間のことを、実は創業期の3年間に続く
「拡大期」として位置づけていたが、その名前もやめて、
「発展期」と呼ぶことに決めた。クロスフィールズの事業は
まだまだ拡大だけするには早くて、むしろ、もっと進化
できる伸びしろが沢山あるという意味をこの名前に込めた。

もちろん、この1年だけで事業に「深み」ができたわけ
ではないし、乗り越えなければいけない壁はまだまだ多い。
でも間違いなく、進むべき方向性についてメンバーの目線が
合ってきたと思うし、それによって、チームがより自信をもって
生き生きと事業を進められるようになったことはすごく大きい。

やっぱり、タイミングを決めて立ち止まって軌道修正をすることは
大事だという、そんな当たり前のことを実感した1年だった。

ベンチャーだし、「全力で走りながら考える」のが基本なのだけど、
それでも、暗闇の中で進むべき方向が分からなければ思い切り
全力で走っていくことは難しい。誰だって、進むべき道に自信を
持てた方が、より力強く、より気持ちよく走れるんだと思う。

立ち止まって軌道修正する勇気、これからも忘れずにいたい。
(繰り返しになるが、立ち止まりすぎは絶対に良くないのだけど、、、)


次に組織。2013年は組織づくりを考える上での多くの気付きと
学びがあった年だったが、2014年も、やはり沢山の学びがあった。

まだまだ僕自信の経営者としての資質が伴ってないこともあり、
メンバーにはいつも迷惑ばかりをかけてしまっている。
でもそれでも組織は確実に前には進んではいると、感じている。

大きかったのは、団体の行動指針(CROSS FIELDS WAY)
定めたこと。団体にとって大事な指針について、チームの
メンバー全員で話し合い、数ヶ月間かけて明文化していった。
(このプロセスを全面的にサポートしてもらった
 NPOマネジメントラボの山元圭太さん、感謝しております!)

細かい内容についてはまたブログにも書こうと思うけれど、
決めた9つの指針というのは、以下の通りだ。

1. 未来を切り拓く先駆者
2. 情熱とプロフェッショナリズムの両立
3. 企業とNPO、それぞれに寄り添う
4. 信頼を共感で築く
5. 人の可能性を信じ、挑戦を応援
6. 感動とわくわく感こそがエネルギー
7. 個を活かし、チームとして最高を創る
8. 前向きさを武器にした上昇集団
9. 働く仲間の幸せを思いやる


ビジョンとミッションに加え、こうしたチームとして
共有する行動指針をはっきりと持つことができたことは、
組織としてのあり方に確実に「深み」を与えてくれたように思う。

2014年は新たに3人の強力なメンバーが加わって、
有給職員だけで10人を超えるチームになった。
あらゆる意味で組織になったという気がしていて、
これまで個人の集合体として機能していた組織も、
一体感のある強いチームになることが求められている。
CROSS FIELDS WAYを制定したのも、そんな経緯からだ。

力強い個人の力を結集していくことで、クロスフィールズは
どれだけの力を発揮できるチームになっていくことができるのか。
2014年は、そのプロセスが始まったばかりなんだと思う。

2015年は、きっとその真価が問われる年になる。
ワクワクする感情と、ジリジリとしたプレッシャーとが入り混じって、
同時に押し寄せてきているような感覚を感じる。

さて、いよいよ明日から働き始め。
2015年、気合い入れていきます!

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

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創業3周年と、日経ソーシャルイニシアチブ大賞受賞

チーム写真

とても嬉しいことが、2つありました。
感謝の気持ちを込めて、ご報告させて下さい。


祝・創業3周年!

2014年5月3日をもってクロスフィールズが創業3周年を迎え、
今週から年度も変わり、無事に4期目の事業年度が始まりました。

共同創業者の松島由佳とともに、これからどうなるかも分からず、
情熱と勢いだけ(?)でスタートを切って、周囲の人たちからも
「世の中そんなに甘くない。どうせすぐ音を上げるに違いない」
とか思われていた当時を考えると(勝手な被害妄想ですが…)、
なんだか感慨深いです。

でも、振り返ってみて、何より嬉しいのは、団体で一緒に働く
仲間が増えたことです。7月からは有給職員9人体制になり、
まだまだ小さいですが、少しずつ組織っぽくなってきました。
ほんと、幸せです。

ちょうど今週、そんな自慢のチームメンバーを紹介するページを
ウェブサイト上にオープンしたので、よかったらご覧下さい。

・メンバー紹介のページ
スライド1

そして同時に、3周年を記念して、クロスフィールズの創業物語
というコンテンツも用意させてもらいました。こちらの文章は、
普段から仲良くさせてもらっている、NPO法人ETIC.でDRIVE
担当している石川孔明氏が丁寧に文章を紡いでくれた力作です。
(孔明、数々のわがままを聞いてくれて、本当にありがとう!!)

・クロスフィールズ創業記のページ
スライド2


祝・ソーシャルイニシアチブ大賞受賞!

2つ目の嬉しいことは、第2回日経ソーシャルイニシアチブ大賞
新人賞を受賞したことです。

コペルニクさんやマドレボニータさん、カタリバさんなどなど、
目標とさせて頂いていたような錚々たる団体に混ざって受賞を
させて頂いたことは、団体としてこの上ない励みになります。

また、今回頂いた賞は"新人賞"ということで、
「まだ成果出てないけど、今後の活躍には期待してるよ」という
応援のメッセージをもらえたようで、すごく嬉しく思っています。

ちなみに昨日6月2日(月)が受賞式で、僕の方で団体を代表して
スピーチをしてきたのですが、僕の前に壇上にあがったのは、
特別賞を受賞したアンパンマンとEXILEのUSAさんでした。

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↑僕が登壇する直前にトロフィーを授与されるアンパンマン

アンパンマンが客席の最後部から颯爽と登場して壇上にあがり、
EXILEが華麗なダンスの後に爽やかなコメントを残してからの登場。

いやほんと、ここまで舞台に上がりたくないと思った瞬間は
過去なかったんじゃないかと思います…(笑)

でも、スピーチの後には、創業期からすごくお世話になっている
パナソニックのご担当者がサプライズゲストとして登場して
メッセージを頂いたりと、最高の時間を過ごさせて頂きました。

関係者の方々には、本当に心から感謝しております!


以上、嬉しかった2つの出来事のご報告でした。

でも、こうして無事に4期目を迎えられたのも、身に余るような
栄えある賞を受賞できたのも、全て、クロスフィールズが掲げる
ビジョン・ミッションに共感し、応援して下さる方々のおかげです。

職員一同、4期目も全力で頑張って参りますので、
どうか引き続き応援のほど、よろしくお願いします!

さて、明日からの2泊3日は、八ヶ岳にて団体の強化合宿です。
4期目から6期目までの3年間の戦略、ガッチリ固めてきます!


NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

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小さな組織が採用活動で抱えるジレンマ

DRIVEインタビュー_2

クロスフィールズはいま、総勢10人程度の小さな組織だ。

こういう小規模な組織が新しいメンバーを
迎え入れるということは、文字通り、一大事だ。

数百人・数千人の組織が新しい従業員を迎えるのとは
わけが違って、その人は10分の1くらいの存在感になる。
新メンバー加入のインパクトは、本当に計り知れない。


でもやっぱり、新メンバーの加入は、最高にワクワクすることだ。

クロスフィールズの場合、新メンバーの採用は事業拡張に
伴って行うので、新メンバーの加入とは、団体がこれまでは
できなかったことができるようになることを意味している。

それに、新メンバーはこれまでのメンバーが持っていなかった
個性をチームにもたらしてくれて、組織はダイナミックさを増す。

そして何より、ビジョンとミッションを共有して一緒に
走ってくれる仲間が増えることは、その事実だけで最高のことだ。


一方で、新メンバーの加入は、とても不安なことでもある。

正直に言えば、採用活動が失敗すれば、この規模の団体には
大きな痛手だし、場合によっては致命傷になることもあるからだ。

幸いにも、これまでクロスフィールズに加入した仲間たちは、
みんな最高に気持ちが良くて、信じられないほど優秀な人ばかりだ。
いまのチームメンバーは最高の仲間達だと、僕は心から思う。

でも、だからこそ、採用活動は本当に苦しい行為になっている。

新メンバーの加入は、いまのチームの純度を落とすことであり、
今の僕にはそのことが痛烈に寂しいし、とてつもなく怖くもある。

きっとこの悩みは、多くの小さな組織がかかえる、
採用活動における共通のジレンマなんじゃないかと思う。


でも振り返ってみて、クロスフィールズという組織は
このジレンマを上手く進化のプロセスにして来ていると思う。

副代表の松島とたった2人で始めたクロスフィールズは、
これまでの3年間、1人また1人と仲間が加わって、その度に、
チームの雰囲気や風土というものは、ガラッと変わった。

その変化とともに、予想もしなかったような化学反応が起きて、
それによって、組織は大きく成長することができたと思う。

この破壊と創造のプロセスを繰り返して、チームとして
じっくり成熟していく。創業期とは、そんな時期なんだと思う。


そんなクロスフィールズの職員募集、締切はいよいよ今週金曜。
こんな創業期の小さな組織の一員に、なってみませんか?

我こそはと思う方は、ぜひご応募を!
身の周りに興味を持ちそうな方がいれば、ぜひご紹介を!


詳しい採用情報はコチラまで!締切は今週金曜2月7日です。

DRIVE採用情報


NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

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テトリス型組織 vs ぷよぷよ型組織

スタートアップの組織を運営していて、思うこと。


成熟した組織では、職務定義がしっかり定まっていて、
個人がやる仕事やカバーすべき領域が固まっている。

僕のイメージでは、「テトリス」

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それぞれのメンバーの形がカッチリしていて、
それを組み合わせながら戦っていく感じ。

一方で、スタートアップの組織は、やるべきことが
定型化されていないし、しょっちゅう変わったりもする。

イメージは、「ぷよぷよ」

1239.jpg

周りに空いているスペースがあったら、時には自分自身の
形を変えたりもしながら、互いに目を配りながら、
空いているスペースができないように埋め合っていく感じ。


それだけに、自分自身もそうだったけど、成熟した組織で
テトリス型の動き方をしていた人がスタートアップの組織に
来ると、この辺りで戸惑うこともけっこう多い気がする。

自分の職務範囲の中では高いオーナーシップを発揮しても、
それ以外のことになかなか意識が向かなかったりするのだ。
ただ、それだと組織にはたくさんの隙間ができてしまって、
小さな組織はすぐゲームオーバーを迎えることになる。

そうではなく、一人ひとりがゲーム全体の流れを細かく見て、
隙間ができたら、そこを我先にと積極的に埋めに行く。

それがスタートアップの組織のあるべき姿だし、そこにこそ、
働くことの充実感とか醍醐味があるんじゃないかと僕は思う。


と、どうでもいいですが、最近ふとそんなことを
考えたので、ちょっとだけ書いてみました。

ちなみに、超ぷよぷよ型組織であるNPO法人クロスフィールズでは、
現在一緒に働く仲間を募集しております。興味がある人は、こちらを!

NPO法人クロスフィールズ
小沼大地(@daichi0715

※ 当記事はNPO法人クロスフィールズ代表小沼の個人的著述です。

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